さつまいものお手伝い&クイズ


さつまいもは、お子さんにも大人気の秋の味覚。
園でも お子さんがいもほりをして、さつまいもを持って帰ってくれますね。

さつまいもは 保存しておくことができるので たくさんあって困ることはありません。おかずにもおやつにも おいしく変身してくれるので、旬の時期にたくさん食べましょう!


今回は お子さんにお手伝いしてもらえる おやつの作り方をご紹介します。

焼きいもでスイートポテトを作ろう!

今回ご紹介するのは、焼きいもをスイートポテトにアレンジする簡単な作り方です。

<材料>(5~6個分)

さつまいも 1本(約300g)

バター(有塩) 大さじ1~

さとう 大さじ1~

牛乳(豆乳などでも可) 50cc~

卵黄 少々

黒ごま(お好みで)

<作り方>

①予熱なし170℃に設定したオーブンで 天板にアルミホイルやオーブンシートを敷いてさつまいものせて 55分焼く。

(時間がある場合は、150℃で90分焼くとより甘い焼きいもになります)

②焼きあがったさつまいもをボウルに入れて、マッシャーなどでつぶす。

(皮にも栄養がたっぷりなので、むかずに作っています)

③さつまいもの甘さや柔らかさを確かめながら、バター、砂糖、牛乳を加えて練る。

(さつまいもの品種や、熟成期間などによって 甘さや柔らかさが変わります。味見をしながら、お好みの甘さ・柔らかさを確かめてみてください)

④ラップでお好みの形に丸める。

⑤卵黄を塗って オーブントースターで焼き色つくまで焼いてできあがり。

クイズ! さつまいもが 甘くなる方法は?

《問題》

甘いさつまいもを食べるためには、どうすればいいでしょう?

①掘り出してから(収穫してから)1ヵ月ほど置いておく

②低い温度でじっくり時間をかけて加熱する

③丸ごと加熱する

答えは

答え ①・②・③どれも正解!

さつまいもは、掘りたては甘くありません。

お子さんが いもほりをして たくさんさつまいもを持ち帰ってくれたら、すぐに調理してあげたくなりますよね。でも、「甘ーいさつまいもになるには、1ヵ月ぐらい寝かせて揚げなければならないんだよ」と説明してあげてください。

掘りたてのさつまいもは、表面の水分が乾燥するまで日陰干ししてから新聞紙にくるみ、涼しい場所に置いておいてください(最低2週間はおきましょう)。寒さに弱い野菜なので、冷蔵庫にはいれないでください(夏の暑い時期は 新聞紙にくるんで保温してから野菜室で保存してください)。

調理するときは、「低温でじっくり」が基本です。③の丸ごと加熱するといいというのも、じっくり加熱されるからです。

70℃前後で加熱するのが一番甘くなる方法なのですが、なかなか家庭では難しいので、できるだけ低温じっくり加熱する方法を試してみてください。

家庭できる調理法で 一番甘くなるのは、「焼く」方法です。オーブンであれば、150℃で90分(時間を短くするなら170℃で55分)焼くと、甘い焼きいもになります。

ただ、焼くとしっとりとした仕上がりになるので ホクホクとした食感がお好みの場合は蒸す方法がおすすめします。蒸し器で蒸すのであれば、弱火で20~30分かけて蒸します。

炊飯器を使う方法もお手軽です。さつまいもにかぶるくらいの水を入れて普通に炊くだけ。もし竹串などをさしてみて かたいようであれば、様子を見ながらもう一度炊いてください。

揚げる場合は切ってからの調理になりますが、やはり「低温でじっくり」と。冷たい油に切ったさつまいもを入れて 弱火でじっくり揚げてください。表面をパリッとさせたい場合は、高い温度で二度揚げするといいですよ。

ところで さつまいもを食べるとおならがでる、と言われていますよね。これは、むしろいいことなんです。

さつまいもに含まれている食物せんいや さつまいもを切ったときに出る白い液の成分・ヤラピンがお腹の調子を良くしてくれている証拠。それに 実は、さつまいもをたくさん食べたから出るおならは、あまり臭くありません。

だから気にしないで、むしろ体にいい栄養がいっぱいつまったさつまいもを、たくさん食べて元気になってくださいね。